ミジンコ425号   2001年7月5日発行

〇ゴールデンウィーク報告2
 今年のゴールデンウィークは4月28日から9連休、二日目の29日は大マテイ山へ。

〇山の神様の新しい住まい
 朽ち落ちて屋根だけが残っていた曲がり角のところの山の神様のお住まいが、 新しく建てられていました。小さいけれど銅板の屋根をもつ、立派なものです。 山を愛し恵みに感謝し、そこに生息する野生動物と共生していこうという意志が、 山の神様への畏敬の念という形となって、このお住まいに現れているように思えました。
 自然は多くの命を育む豊かな再生力をもち、私たちの生活を根本から支えています。 私たちの生活は、自然資源を消費することで成り立っています。が、自然は無限ではありません。 再生能力を超えてまでの消費に歯止めをかける知恵が、山の神様に現れていると思います。

〇二つのピカピカ
 上の写真は、ニリンソウの群落です。二つの花のうち一つは咲いたばかり、一つは蕾、くたびれた花はありません。一番の見頃!!
 下の写真は、大きなヒラタケです。この大きさまで成長する間に、必ずといって良いほど虫の先客が居候していますが、これはまっさら。

〇貝の中の人魚姫
 二枚貝の中にピンクの人魚姫、とても可愛い蕾に出会いました。 私の持っている植物図鑑の検索表では、まずツル植物かそうでないかを選びます。 次が単子葉か双子葉か。その後が多くの小花が集まって頭花をつくる、左右対称の花をもつ、放射相称の花をもつ、かで分かれていきます。 葉が変わっているから花が咲いていなくてもわかりそう、調べてみましたがお手上げ…。
 5月19日、どんな花が咲いているのか期待に胸を膨らませて、再び訪ねました。 なんと、ピンクの蕾は木の葉になっていました。びっくり、しゃっくり…です。 植物に詳しい方に、上の二枚の写真をみていただきました。イヌブナでした。

No.425  鈴子の部屋  二人山脚