| 〇風流人はほど遠い 8月18日
鍋田さんから、珍しい水菓子をいただきました。どうやって作ったのか、半分づつに寒天を流し込んで合わせたのだろうと思いますが、継ぎ目はなくそれこそ職人の技が発揮されています。 右のお召し上がり方を、見てください。とても面倒くさくて、難しいです。国語事典によると風流は、俗を離れて趣があることだそうです。俗を離れ手間暇をかけてていねいに作られた品ですから、それを感じて風流な味わい方をしなければとは思いました。が、結局は人差し指と親指でつまんで、口に放り込みました。ひと口。お菓子が泣いているなぁと、思いながら。上品な甘さが、広がりました。 |
| 〇ヤマシャクヤクの実 8月21日
いつわが家の子になったか忘れてしまうくらい昔からいるヤマシャクヤクが、初めて実を付けました。可憐な花と大違いの、お化けの舌のような感じ。どぎつい赤の地に濃いブルーの実です。「俺の実を運べ」と、脅しているようです。秀明さんの同僚のお父様がシャクヤクを育てていらっしゃるとのことで、四つ差し上げました。残りは乾燥して、保存しました。この子が枯れてしまった時の、危機管理です。 |
| 〇地震が来そうな予感 8月24日
雨がずうっと降り続きました。地下水は増えて上から押す力になり、大陸を押す力との間にストレスが溜まるような気がしました。学術的発想ではありません。大地震の引き金になるかもしれない、不安な気持ちになってタンスに突っかえ棒をしました。 |
| 〇ホッ、脂肪でした 9月1日
俊輔がちいの肋骨の下に、しこりを発見。ロンの手遅れのこともあるので、マジックで印を付けてすぐ病院へ。大きさは７ミリ、検査の結果は脂肪でホッとしました。 ただ検査は針の先の細胞のことしか判らないので、周辺に悪性の腫瘍細胞が隠れている可能性もあるそうです。注意深く観察するように言われました。今のところ大きくなる気配はなく、大丈夫のようです。 |
| No.510 鈴子の部屋 二人山脚 |