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ロンに会いに 2014年10月15日
私のお墓の前で、泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 命日には山で会おう、が我が家の約束事です。 登山道を横切って倒れた枯木の真中にナラタケ。いつものウラベニホテイシメジの場所は、イノシシに掘り返されて出なくなっちゃった。だから今年は、これしか用意できなかったんだ。探せないと困るからここに置いたよ、ロンの声がきこえそうでした。 声のみ 2014年10月30日 津久井湖・城山公園。消防の車が停まっている。近くに制服の方。 「何かあるのですか」 「上で山岳救助訓練を行っています」 「見学してもかまいませんか」 「どうぞ」 これは滅多にない機会、いざ行かん。ところが上というのは、私が考えていたよりもずっと遠くの上。私の脚は、今以上の登坂を拒否。仕方がないや、声を聞けただけでよしとしよう。足りない分は、想像の世界で補おう。 少しだけでも努力したごほうびは、コガネタケ。 ・・香りに個性があり、芳香という人もあれば、汗臭いにおいと敬遠する人もいる。きわめて歯切れがよく、舌ざわりもよい。・・ リンドウの山 2014年11月12日 高齢の「ちい」のために、どちらかが傍らにいないと心配な状態が続きましたが、彼女は2014年1月17日に亡くなりました。区切りがついて、今は新しい山を開拓中です。ここも、その一つ。 上はツルリンドウの実・・山地の木陰に生える多年草。葉のわきに淡紫色で長さ3㎝ほどの花をつける。果実は液果で、残存する花冠の上に突出し、紅紫色に熟す。花よりむしろ実のほうが目立つ。・・ 花を、まだ見たことがありません。ここにはたくさん生えているので、時季にはいつでも会えるでしょう。楽しみ。 |
| No.895 鈴子の部屋 二人山脚 |